公益社団法人 日本水環境学会
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2017年度活動報告

1. 研究委員会名
水環境と洗剤研究委員会
2. 会員数
18名
3. 主な活動内容
2017年度は,使用されている化学物質そのものだけではなく,その前駆物質や分解物等も含めた管理の必要性について議論することも目的として,第20回日本水環境学会シンポジウム(9月,和歌山大学)で「流域規模での化学物質管理:測定手法と影響評価」と題するセッションを開催した.また,シンポジウム期間中に花王エコラボミュージアムでの見学会を開催した.
4. 今後の予定
この数年間の議論で,生活関連化学物質の管理においては,その物質の生産-使用-廃棄といったライフサイクルのみならず,上水道—環境—下水道といった化学物質の輸送媒体での挙動や,統計-調査-データベース化といった情報管理について,産-官-学の連携のもと進める必要があることも再認識され,基本的には水環境学会シンポジウムで毎年セッションを開催することを,当委員会の共通認識としている.
2018年度もこの方針に沿いつつ,流域規模での化学物質の汚染評価や管理,近年発展著しい一斉分析により得られるモニタリングデータの活用等,洗剤委員会が培って来た知見をもとに連続企画セッション「流域規模での化学物質管理:測定手法と影響評価(2)」の開催を予定している.生活関連物質に関する問題は複雑化,多様化しており,今年度も産官学の研究者の参画や共同研究の可能性について継続して検討したい.
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