公益社団法人 日本水環境学会
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ノンポイント汚染研究委員会

平成19年度活動報告

1. 研究委員会名
ノンポイント汚染研究委員会
2. 会員数
75名
3. 主な活動内容
ノンポイント汚染に関わる研究委員会として,國松孝男委員長(滋賀県立大・環科)のもとに,農地・林地部会(部会長 井上隆信:豊橋技科大・建設)と都市・流域部会(部会長 古米弘明:東大院・工)を設けて活動している。
昨年から今後3年間の主テーマとして「ノンポイント汚染のモデル解析」に基づいた研究活動を展開している。総会(3月)および研究集会(3月と9月),名簿の発行,3月の研究集会時における話題提供,懇親会等を通じて会員間の交流と情報交換に努めている。
国際活動では,デイフューズポリューションに関する国際会議(ICDP),都市雨水排除に関する国際会議(ICUD,NOVATECH,UDMなど)に積極的に参加しており,特にICDPには毎年多くのメンバーが発表している。
また,IWAスペシャリストグループの各国際委員会に,3名(藤井滋穂(京大院・地環学),井上隆信(豊橋技科大・建設),古米弘明(東大院・工))が委員として参加している。
平成19年度は,
(1)日本水環境学会シンポジウム「ノンポイント汚染のモデル解析 (1)到達点と新展開」を9月に熊本大学で開催し,50名の参加があった。
(2)第11回ワークショップin有明海を9月に佐賀・福岡・長崎で開催した。
社会人・学生合わせてこれまで最高の80名の参加があり,公開シンポジウム,ワークショップ,精度管理実験,学生ナイトセッションなど多彩な内容が盛り込まれ,この報告を水環境学会誌(平成20年7月号)に掲載した。
(3)研究集会は第10回シンポジウム(平成19年9月15日)時と第42回年会時に開催し,後者(平成20年3月15日)には45名が出席し,総会後に高橋和彦氏(静岡県農林技研果樹研セ)と戸田祐嗣氏(名大院・工)による話題提供を受けた。
(4)研究委員会HPにより,本研究委員会の会員間の情報交換と共に外部への情報発信を行った。HPアドレスは「http://www.jswe-nonpoint.com/」
(5)NOVATECH2007(平成19 年6月,リヨン)に参加した。
(6)雨水技術情報交換会への話題提供(平成19年7月)を行った。
(7)IWA第11回ICDP(平成19年8月,ベロ・オリゾンチ)に11名が参加した。
4. 今後の予定
第12回ワークショップin琵琶湖(8月19日~22日,滋賀県)を滋賀県立大学の会員が中心となる実行委員会により開催する。
また,IWA第12回ICDP(8月25日~29日,コンケーン),IWA第11回ICUD会議(8月31日~9月5日,エジンバラ),およびIWA第8回UDM(平成21年9月7日~11日,東京大学)に参加する。
第11回日本水環境学会シンポジウム(9月18日午前,関西大学)において,「ノンポイント汚染のモデル解析 (2)総合的流域管理をめざして」をメーンテーマとした依頼および公募講演を行う。
3月の総会,3月と9月の研究集会,および名簿の発行は例年通り実施する。
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