公益社団法人 日本水環境学会
水中の健康関連微生物  >  平成26年度活動報告

平成26年度活動報告

1. 研究委員会名
水中の健康関連微生物研究委員会
2. 会員数
82名
3. 主な活動内容
 平成26年9月の第17回水環境学会シンポジウムにおいて,水中の健康関連微生物委員会のセッションとして「衛生学的水質指標のあるべき姿」と題して,招待講演および関連した一般研究発表を実施した.今年度は,招待講演として2題,水環境中の病原微生物,指標微生物の動態に関する研究(4題),次世代シークエンサーを用いたノロウイルスならびに薬剤耐性遺伝子の検出に関する研究(2題),PCR定量法に関する検出の課題等に関する研究(2題),飲料水の細菌感染に伴うリスクの定量的評価に関する研究(1題),微生物等濃度測定時の検出限界における濃度分布推定に関する研究(1題)の計10題の幅広い内容の研究発表が行われた.
 平成26年11月には,当委員会の研究メンバーが主体となり,水環境学会誌 vol.37(A) No.12に水中の健康関連微生物に関する研究動向と題して,当委員会メンバーならびに他分野の学会員に情報提供を行うために執筆した.
4. 今後の予定
 本年度は本研究委員会が日本側代表を務めるIWAの第18回水中健康関連微生物国際シンポジウムが9月13〜19日の間にポルトガル・リスボンで行われ,本研究委員会に所属する会員の多くが出席する予定である.そのため第18回水環境シンポジウム(2015年9月14〜15日,信州大学)での研究委員会開催を断念し,12月中(4月6日段階で日程未確定,場所は東京都内を予定)に本研究委員会主催のシンポジウムを開催する予定である.また,平成28年3月の水環境学会年会開催時に研究委員会を開催する他,水環境学会誌,Journal of Water and Environment Technologyへの所属会員の投稿を推奨していく.
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