2023年度活動報告

1. 研究委員会名

湿地・沿岸域研究委員会

2. 会員数

55名

3. 主な活動内容

9月の第26回日本水環境学会シンポジウム（9月、大阪大学）では，湿地・沿岸域研究の最前線と大阪湾のいまと題するセッションを開催した．

4. 今後の予定

1)　HP情報の充実化
H19年度の開設以来、湿地・沿岸域研究委員会のHP（https://www.jswe-wetland.org/）の充実化を図っている. 水環境学会シンポジウムおよび年会で企画した研究委員会主催の見学会の様子をアップデートすることで，市民にもより親しんでいただけるコンテンツの提供を進めるとともに，研究会活動を広く周知する．さらに，委員の研究活動を紹介するページを作成する．さらに，令和２年度以降，研究フィールドの紹介動画を募集し，掲載した．湿地・沿岸域のVR動画のコンテンツも追加することを検討し，今後とも研究内容の発信をさらに高めていきたい．

2)　 第27回日本水環境学会シンポジウム（9月、岩手大学）への参加と見学会の実施
「湿地・沿岸域研究の最前線と三陸沿岸域のいま」をテーマにした研究発表を検討している．公募に加えて，主催地周辺地域の研究や第一線で活躍されている研究者に特別講演を依頼する．震災復興，沿岸域養殖，ブルーカーボン，藻場などのキーワードを想定しており，関係者間で協議を進め具体化していく予定である．また，特別講演の内容と関連付けた見学会の企画についても検討している．

3)　 第59回日本水環境学会年会時の研究委員会と見学会の実施
研究者による話題提供に加えて，本委員会所属メンバーの研究フィールドの見学会を実施することで，研究発表を聴くだけではなく，実際にその現場を見て実感して議論しうる場を提供していきたいと考えている．研究集会の提供話題に関してはNews letterとして，また見学会時の体験談をコラム風にして本委員会HPに掲載し，人の関心を惹きつけるような委員会活動へと展開していきたい．

4)　 共同研究の推進（鹿島財団一般研究助成）
前年度，鹿島財団一般研究助成を受けて，国内の湿地・沿岸域のマイクロプラスチック汚染の実態について，田中周平委員長を中心に調査・研究を実施した．今年度も継続課題としての実施が決定しており，所属委員と連携しながら日本全国のマイクロプラスチック汚染の実態を明らかにしていく予定である．
また，若手研究者の積極的な参加を推進するような仕組みを検討し，若手研究者の育成や活動の活性化を見据えながら研究を進める予定である（シンポジウム，年会での発表会，情報交換会の開催など）

[参考] 湿地・沿岸域研究委員会URL：https://www.jswe-wetland.org/