公益社団法人 日本水環境学会
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平成28年度活動報告

1. 研究委員会名
生物膜法研究委員会
2. 会員数
16名
3. 主な活動内容
 第19回日本水環境学会シンポジウム(9月,秋田県立大学)において「アジア地域等の水環境改善研究強化とアフォーダブル技術導入システム展開戦略」と題するセッションを開催した.
 国際的な展開として国内およびベトナム,中国等においては,生物膜法研究委員会で検討したAOSD (Automatic Oxygen Supply Device)システム処理技術等が新技術として活用開始され,水環境修復に貢献している.
4. 今後の予定
 今年度からは,微生物生態系からなる生物膜法等を活用したシステムにおける,生物反応に必要とされる必要酸素量を最小限にするAOSD(Automatic Oxygen Supply Device)システム技術,電力削減・温室効果ガス削減・水質の超高度化, 汚泥の減量化農業有効利用方策等のコベネフィット型技法の開発評価を,環境省アジア水環境改善モデル事業におけるプロジェクトと連携して強化推進実施し,水環境再生保全のシステム技法を国内外に定着させることを重要な位置づけとしていくこととする.同時に,生物反応の高度効率化のために,自動制御の導入方策に関する検討も推進していく.
 産官学の有機的連携のもと研究成果の相互の情報交換を含めた意見交換会と,第20回日本水環境学会シンポジウム(9月,和歌山大学)において「有機性排水処理における自動制御システム導入による高度処理電力削減WIN-WIN国際化」と題するセッションを開催する.
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