平成23年度活動報告
- 1. 研究委員会名
- 嫌気性微生物処理研究委員会
- 2. 会員数
- 80名
- 3. 主な活動内容
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本研究委員会の研究活動対象は,し尿,浄化槽汚泥,畜産廃棄物,農業廃棄物,工場廃水,下水汚泥,生ゴミなどの嫌気性微生物処理技術などである。 特に,有機性廃水,生ゴミ,畜産廃棄物などからの有機酸,水素,メタン回収および回収物の利用法に関する研究にも言及しているが, これらは循環型社会を目指すためには不可欠な技術であるという認識に基づいている。
平成23年の日本水環境学会シンポジウムでは、セッション 「嫌気性微生物を活用した環境浄化とバイオエネルギー生産」 を開催し、多くの発表と活発な討議がおこなわれた。さらにその後の研究討論会では企業の立場, あるいは現場の立場の視点からの意見・情報の交換がなされ,内容の濃いシンポジウムを開催することができた。
国際会議The 7th international conference on environmental anaerobic technologies and bioenergyの運営委員への参画等の活動もおこなっている。
- 4. 今後の予定
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平成24年度は、日本水環境学会シンポジウムで「嫌気性微生物を用いた排水処理とバイオマス循環利用」と題するセッションを開催する。
また嫌気性微生物処理に関する物質循環社会での位置づけ,それを担う新たな技術開発の動向と展望,設計指針の体系化などについても,研究情報交流を推進していく。