公益社団法人 日本水環境学会
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ノンポイント汚染研究委員会

平成20年度活動報告

1. 研究委員会名
ノンポイント汚染研究委員会
2. 会員数
76名
3. 主な活動内容
ノンポイント汚染に関わる研究委員会として,國松孝男委員長(滋賀県立大)のもとに,農地・林地部会(部会長 井上隆信:豊橋技科大)と都市・流域部会(部会長 古米弘明:東大院)を設けて活動している。平成19~21年度については「ノンポイント汚染のモデル解析」を主なテーマとした研究活動を展開している。総会(3月)および研究集会(3月と9月),名簿の発行,3月の研究集会時における話題提供,懇親会等を通じて会員間の交流と情報交換に努めている。国際活動では,デイフューズポリューションに関する国際会議(ICDP),都市雨水排除に関する国際会議(ICUD,NOVATECH,UDMなど)に積極的に参加しており,特にICDPには毎年多くのメンバーが発表している。また,IWAスペシャリストグループの各国際委員会には,3名(藤井滋穂(京大院),井上隆信(豊橋技科大),古米弘明(東大院))が委員として参加している。
平成20年度は,(1)日本水環境学会シンポジウム「ノンポイント汚染のモデル解析(2)統合的流域管理に向けて」(9月18日)を関西大学で開催し,7件の講演と 60名の参加者があった。(2)第12回ワークショップin琵琶湖を9月に滋賀県で開催し,社会人・学生合わせて68名の参加があった。公開シンポジウム,ワークショップ,精度管理実験,学生ナイトセッションなど多彩な内容についてHPで紹介している。(3)研究集会は第11回シンポジウム(9月18 日)時と第43回年会時に開催し,後者(平成21年3月16日)には40名が出席し,総会後に青井透氏(群馬高専環境都市工学科教授)から話題提供を受けた。(4)研究委員会HPにより,会員間の情報交換と共に外部への情報発信を行った。「URL:http://www.jswe- nonpoint.com/」であり,ノンポイント汚染問題に関心のある方のアクセスを期待している。(5)IWA本会議(ウイーン・オーストリア:9月6日~10日),IWA Watershed and River Basin Management(ブタペスト・ハンガリー:9月4日~5日),第11回ICUDエジンバラ会議(エジンバラ・スコットランド:8月31日~9月5日)に参加した。(6)雨水技術情報交換会への話題提供(7月)を行った。(7)IWA第12回ICDP(8月25日~29日,コンケーン:タイ)に日本人45名が参加した。(8)JWETのノンポイント汚染研究委員会として責任編集を行い,15編の投稿論文の審査により9編が Vol.7(2009)No.1~3に掲載され,2編が審査中である。
4. 今後の予定
第13回ワークショップin尾瀬・谷川(平成21年9月8日~10日,群馬県)を青井透先生(群馬高専)を中心とした実行委員会により開催する。また,IWA第13回 ICDP(平成21年10月12日~15日,ソウル:韓国),およびIWA第8回UDM(平成21年9月7日~11日,東京大学)に参加する。第12回日本水環境学会シンポジウム(平成21年9月14日,お茶の水女子大学)において,「ノンポイント汚染のモデル解析(3)流域水・物質循環モデルの活用」をメーンテーマとし,(独)土木研究所ICHARMの水文チームとの共催により依頼および公募講演を行う。3月の総会,3月と9月の研究集会,および名簿の発行は例年通り実施する。JWETのノンポイント汚染研究委員会として責任編集を行う。
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