公益社団法人 日本水環境学会
マイクロプラスチック

マイクロプラスチック

●活動の目的と概要

本研究委員会は,二つの目的を有する.一つは,水域におけるマイクロプラスチックに関するあらゆる課題について広く研究交流を深めること,二つは,マイクロプラスチックが社会に対して与える影響について最新の科学情報を提供し,有益な知見を発信することである.

マイクロプラスチック汚染は,人為的な活動により発生する.年間800万トンのプラスチックが海へと流入しており,20年後にはその流入量が10倍に増加するという予測もある.環境中のマイクロプラスチックには,利用形態により様々な侵入経路があると思われるが,マイクロプラスチック汚染の原因と過程については,まだ不明な点が多く,科学的に解明されなければならない課題が山積している.

マイクロプラスチックに関する研究は,海洋,陸水,下水,飲料水など様々な領域で実施されており,その研究内容も水圏生物への影響から,生態系,生物毒性,人への健康影響,消費者行動,環境教育まで広く学際的である.しかしながら,社会のマイクロプラスチックへの関心の高さと比べて,マイクロプラスチックを対象とする研究者は少なく,これらの研究者が研究領域を超えて交流する機会は限られてきた.環境中のマイクロプラスチックは,プラスチックを利用する全ての人に関わる問題であり,社会的な影響が及ぶ範囲が広い.本研究委員会は,環境中のマイクロプラスチックを研究している学術界,政策を立案する行政,社会実装を実現する産業界など様々な研究者,ステークホルダーに広く交流の場を提供する.

●シンポジウムでのセッション開催状況

第26回(2023)マイクロプラスチック研究の最前線

第25回(2022)マイクロプラスチック研究の最前線、分析手法の最前線

第24回(2021)マイクロプラスチック研究の最新の知見

第23回(2020)マイクロプラスチック研究,分析手法の最前線

●その他の講演会,セミナー,セッション,見学会等

「マイクロプラスチック国際ワークショップPPAW2022(2022年3月4日(金)〜5日(土),オンライン)

●入会方法と連絡先

個人会員の方は会員専用ページから入会申込が出来ます.
個人会員以外の方は幹事(事務局)までご連絡ください.

委員長
高田 秀重:東京農工大学
E-mail: shige@cc.tuat.ac.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
副委員長
西川 可穂子:中央大学
E-mail: knishika@tamacc.chuo-u.ac.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
幹事(事務局)
大塚 佳臣:東洋大学総合情報学部
〒350-8585 埼玉県川越市鯨井2100
Tel: 049-239-1417
E-mail: y_otsuka@toyo.jp(メール送付の際には@を半角としてください)

●活動報告

  • 2022年度
  • 2021年度
  • 2020年度
  • 2019年度
  • 本研究委員会は2020年度に設立

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