公益社団法人 日本水環境学会
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ポピュレーションダイナミクス研究委員会

平成24年度活動報告

1. 研究委員会名
ポピュレーションダイナミクス研究委員会
2. 会員数
90名
3. 主な活動内容
第15回水環境学会(9月、佐賀大学)シンポジウムにて「ここまで来た次世代シーケンス解析技術―現状と課題―」と題してセッションを開催した。 1990年代後半から、微生物群集構造解析技術である分子生物学的手法が急速に発達してきた。平成24年度は最近とくに技術革新のめざましい塩基配列(シーケンス)解析技術に焦点を当てた研究成果のセッションを開催した。「次世代シーケンス解析技術」とは、従来のサンガーシーケンシング技術の後継技術であり、その解析能力は比較にならないほど優れており、塩基配列の決定コストも格段に安くなった。シンポジウムのセッションでは、この次世代シーケンス解析技術をいち早く研究に取り入れている5名の先生に、得られた研究成果の紹介と今後の課題や展望について御講演いただいた。
4. 今後の予定

1) 日本水環境学会シンポジウムにおけるセッション開催 平成25年11月琉球大学で開催される第16回水環境学会シンポジウムにて「微生物資源の探索と活用」という題目でセッションを開催する。ポピュレーションダイナミクス研究において、開拓されていない未利用微生物資源へのアクセスを向上させることは、水処理技術の発展とともに重要な課題である。平成24年度度のシンポジウムで取り上げた次世代シーケンサーをはじめとする、ハイスループットな遺伝子解析技術を駆使した未利用微生物資源への探索と、未利用微生物資源の活用について、最先端の研究を進めている研究者に講演していただく予定である。

2) メール上のネットワークにより、メンバー相互の間の情報交換を活性化する。

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