公益社団法人 日本水環境学会
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ポピュレーションダイナミクス研究委員会

平成22年度活動報告

1. 研究委員会名
ポピュレーションダイナミクス研究委員会
2. 会員数
90名
3. 主な活動内容
微生物生態解析手法の急速な発展により,シングルセルレベルでの微生物の機能・活性の評価や精度の高い遺伝子定量が可能になってきている。一方で,古典的な単離法を凌駕した新しい単離技術の進展も目覚ましい。そこで,平成22年度のシンポジウムでは,「高解像度化する微生物生態解析―使いこなせ,次世代技術― 」PDF と題して,これらの最先端技術の研究に携わる5名の招待講演者にそれぞれの技術紹介と水環境分野への適用可能性についてご講演いただき,討議を行った。
4. 今後の予定

1)平成23年9月東北工業大学で開催される第14回水環境学会シンポジウムにおいて「温室効果ガス削減に貢献する微生物」PDF と題するセッションを開催する。ポピュレーションダイナミクス研究において、得られた結果をどのように水・地球環境保全に利用していくかを示していくことは重要な命題である。近年、温室効果ポテンシャルの高いメタン・亜酸化窒素の湿地や排水処理プロセスからの放出が問題となっており、アナモックス細菌および(脱窒性)メタン酸化細菌の温室効果ガス放出削減を担う役割は大きい。これらの細菌群に関する生理・生態等を評価し、今後どのように有効利用すべきかの糸口を探る予定である。

2) メール上のネットワークにより、メンバー相互の間の情報交換を活性化する。

平成22年日本水環境学会シンポジウムセッション報告
「高解像度化する微生物生態解析―使いこなせ,次世代技術― 」PDF
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